くりくりの雑記帳

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花結いの章と『三人目の友奈』に関する雑記

 この記事は、『結城友奈は勇者である~花結いのきらめき~』内の「花結いの章」12話の重大なネタバレを含みます。

 

 

 

 

 そんなわけで、勇者部活動報告~ラジオの章~の第19回放送におけるタカヒロの発言からみんな待ち待っていた『三人目の友奈』がついに登場しました。

 

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              結城友奈は勇者である~花結いのきらめき~ 花結いの章第12話より

 その名も赤嶺友奈

 

 褐色で髪が脱色されててネガキャラって完全にエミヤ……

 同じく第19回放送で明かされたゆゆゆの初期案の一つ「勇者VS勇者」鷲尾須美の章楠芽吹は勇者であるなどで存在が示唆され続けてきたのにもかかわらず、これまで勇者の章でも回収されなかった「赤嶺家」など様々な要素を内包しており、ゆゆゆい始まって以来の超重要キャラと言えるでしょう。

 

 

 12話で判明した状況の整理

1.勇者である

2.『赤嶺友奈』は造反神が召喚した。

3.出身時代は本人の発言から神世紀初期確定。*1

4.赤嶺家出身、また召喚された時点で赤嶺は大赦でそれなりに発言権を持っている

5.造反神側の人間なので明確なである。

6.神世紀初期の人間はたとえ四国が滅んでも造反神側を味方する相応の理由がある*2

7.若葉を「英雄の乃木様」と呼んでいる。つまり乃木若葉を知っている。

8.赤嶺友奈曰く、「時代柄、対人戦に慣れている」

9.何故か古波蔵棗を「お姉さま」と呼ぶ。

10.褐色肌、そして胸がデカい。

 

確定、および予想できる事柄

1.赤嶺友奈がいた時代はいつ?

 まず乃木若葉が英雄であることを知っているので、バーテックスの記録がほぼ抹消された神世紀100年よりは前であると思われる。*3

 また、赤嶺家が大赦内で発言力を得るきっかけとなったのは神世紀72年の『カルト団体によるテロ事件の鎮圧』*4なので、赤嶺友奈の生きていた時代は神世紀72年前後*5と思われる。

 

2.敵か味方か

 造反神側なので完全に敵。

 しかも状況的に味方になるとゆゆゆいの話が終わってしまうので早い段階で味方になる可能性はほぼないと思われる。

 また造反神側にどれだけの力があるかは不明だが、召喚されているのが赤嶺友奈だけというのも考えにくいので他にも造反神側の勇者はいると思われる。

 赤嶺友奈の発言から考えるに、彼女と同じ時代の勇者は造反神に味方する理由があるようなので、神世紀序盤の勇者は基本的に造反神側に呼ばれてるっぽい?

 

3.結城友奈、高嶋友奈との関係性

 本人の口から語られているが『別人』

 結城友奈と同じく「逆手を打った」ため友奈と名付けられた模様。

 ただ神世紀組と違い「逆手を打つと友奈と名付けられる理由」を詳しく話せていた。

 

4.古波蔵棗との関係性

myoji-yurai.net

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f:id:kurikuriblog:20180228004846p:plain 実は上図の通り元々「赤嶺」は四国ではなく沖縄に多い苗字で、約七割が沖縄県

 そのため何らかで赤嶺家と古波蔵家に繋がりがあったとしても不思議はない。

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  よくよく見てみると赤嶺友奈の後ろ髪と棗の髪のぼさぼさっぷりがなんとなく似ている。また肌の色も同じ褐色なことから血の繋がりがある可能性が高い。

 ただ棗とは確実に生きている時代が違い、沖縄は天沼矛で消滅しているはずなので棗と赤嶺友奈が直接出会うことはまずないハズなのだが……似た知り合いがいた?*6

 

 

 疑問点や矛盾点

1.勇者 赤嶺友奈

 つか、そもそもここがおかしい。

 勇者とは「バーテックスを迎撃するべく神樹様から力を借りた無垢な少女」なので、バーテックスの襲来がなかった西暦2019年から神世紀298年の間に勇者は存在しておらず記録にも残っていないはず

 というか乃木若葉は勇者であるの時点で勇者システム自体を破棄しているはず(こっそり研究はしてたから破棄してないけど)なので、勇者がいるはずがない。

 仮に歴史の闇に葬られた勇者がいたとしても、勇者の力を必要とするほどの脅威がバーテックス以外に存在するか? という疑問が生まれる。

 「対人戦が得意」と言ってるくらいなので普通に考えれば神世紀序盤には敵味方両方勇者システムを所持していてライダーバトルならぬ勇者バトルが行われていたと考えるのが自然だが……勇者の力で武装した一般人大量虐殺とかしてたんだろうか。

 

2.造反神の味方をする赤嶺

 赤嶺家は上記の通り、弥勒家などと共に神世紀72年のテロを止めて世界を救った側の人間たちである

 にもかかわらずその一人である赤嶺友奈が「造反神側の味方をする」というのは明らかに不自然……となると赤嶺が世界を救ったのが偽りの歴史の可能性がでてくる

 

 

 

 以上、現状わかる範囲でまとめてみました。

 

 今回新登場の赤嶺友奈ちゃんはゆゆゆシリーズ史上初の『人間なのに敵であるキャラ』なので、かなり異色感が強いキャラでした。

 とはいえ、ゆゆゆシリーズは基本的に悪い子がいない作品なので、赤嶺友奈側にもゆゆゆ一期最終話の東郷さんや樹海の記憶の園子のように同情できる事情があって敵方になってる可能性も高いんですよね。

 

 元々花結いの章はイベントシナリオなどに比べると群を抜いて面白かったのですが、今回のでこのゲームのシリーズ全体における重要度が増して本格的に「結城友奈は勇者である」特有の不気味さが出てきました。

 今後の展開にも目が離せませんね。

 

 

追記

・ひょっとしてくめゆ組は造反神側に呼ばれるのかな?

 四国滅びる側に加勢とかメブは死んでも納得しそうにないですけど

 

・今回、何気に「東郷さんを集中的に狙わせていた」のは赤嶺友奈なんですよね。

 バレンタインイベや12話冒頭なんかでも友奈ちゃんが「東郷さんは私が守る」と強めに主張しているので、東郷さん負傷→友奈ちゃんのガチギレ→友奈VS友奈とかありそう。

 

・仮に対人戦が赤嶺友奈の方が一枚上手だとして、応戦できそうなのは格闘術やってる友奈ちゃんと高嶋さん、訓練積んでた夏凜、若葉辺り?

 

 

 

 

*1:正確には西暦出身の高嶋友奈と神世紀300年出身の結城友奈の間の時代

*2:ただしほかの時代の人間は聞いてもピンとこない理由らしい

*3:乃木若葉は勇者である下巻p206より

*4:楠芽吹は勇者であるp108より

*5:というか元々赤嶺が発言力を持っているのならともかく、発言力があるのを知っているなら鎮圧して有名になった後かも

*6:「お姉さま」と呼んでいるあたり、赤嶺友奈にとっての東郷さんポジなのかもしれない